こくた恵二
こくた恵二のこだわりエッセー

知事選挙を踏まえ、いっせい地方選挙・参院選挙に向けて           
小沢民主党の行方(衣笠・金閣民報4月号)

 学区民の皆さんお変わりありませんか。通常国会での連続する質問や京都府知事選挙で忙しい毎日を送っていました。
 知事選挙では、衣笠洋子さんが勝利できず、残念でした。立候補表明は1月という短期間の運動で「さわやかな健闘」と言えるのではないでしょうか。地元北区で二番目に多い得票率をおさめたことは少しだけ嬉しかったです。
 ただ、投票率の低さは何を意味するのか?また支持票を大きく伸ばせなかった点は何故なのか?等々検討を深めるべき問題が多々あります。ご意見をお寄せください。
 いまの政治にあきらめたり、「どうせ変わらない」という思いに対して、胸襟を開いてもらえなかった私どもの力不足を反省したいと考えます。
 同時に来年の一斉地方選挙に向けて直ちに運動を開始して新井進府議、井坂博文市議の勝利を勝ち取るために頑張ります。

 さて、国政では民主党が小沢一郎氏を新しい代表に選びました。
 「野党らしさ」「小泉自民党との対決」を訴えています。今後の動向に注目をしていきたいと思います。
ただ、小沢氏の著書「日本改造計画」にある、二大政党制、消費税のアップ、規制緩和路線、日米同盟重視という基本路線は、自民党政治のなかで実行されてきたものでした。  
 自民党政治の枠内での変化では、国民の望む真の転換は出来ません。「非自民」と呼号しながら、「内政、外交の基本政策は自民党を引き継ぐ」とした1993年細川政権やその後の政党の変遷劇で明らかではないでしょうか。
 格差社会と貧困の広がりをただしていくには、消費税アップの大増税路線をやめさせねばなりません。そしてた米軍基地再編の名による基地強化をストップし、平和と憲法を守りぬくことが大切です。自民党政治の根本を変える、この旗を掲げることが野党らしさであり、本当の対決軸たり得るのではないでしょうか。
 私は「たしかな野党」日本共産党の奮闘がいよいよ求められていると実感しています。

(Update : 2006/04/17)