こくた恵二
こくた恵二のこだわりエッセー

精鋭9人で悪政と対決

 ご支援ありがとうございました。今度の選挙ほど、多くの方々から温かく包まれ、寄せられた思いが切実だったと感じたことはありません。
 桃太郎宣伝した一軒一軒のお店で「勝ってな」と握りしめる手が温かかったこと。中央市場などで、「消費税上げるなんて冗談やない。せめて食料品の税率はゼロにしてくれよ」と飛ぶ掛け声。「年金月500円減らされるのがどんだけ大変か分かるか?」候補者カーに駆け寄っての訴え、いまだに耳を離れません。
 選挙終了後、直ちに挨拶(あいさつ)に回りましたが、そこでも「おめでとうさん」と温かく迎えていただき、「いまが正念場やで」の激励や「憲法9条を何が何でも守ってや」のメールがひっきりなしでした。
 それだけに責任の重さを痛感し、選挙中の訴えが生きると確信しています。くじけるどころか、悪政に立ち向かう勇気はより増しています。
 日本共産党議員団は半減しましたが、いち早く13日には代議士会を開催し、団結を固めて公約実現のたたかいに全力をあげ、有権者の期待に応えようと打ち合わせしました。「山椒(サンショウ)は小粒でもピリリと辛い」「1人が2人分、3人分の力を発揮しよう」と腕を撫(ぶ)しています。精鋭の9人、野球に例えれば「ベストナイン」です。
 私は早速、各派代表者会議(各党の代表者が参加し、国会召集や衆議院の構成を決める会議)に出席し、焦眉(しょうび)のイラクに自衛隊を派兵する問題についての審議を行えと、積極的論陣を張り、「国会で論議する必要がないと言うのか」と自民党を追い詰めています。公約実現、参院選へのたたかいはすでに始まっています。ともに頑張りましょう。

(「しんぶん赤旗」2003年11月19日付・新しい政治めざして)

(Update : 2003/11/19)