こくた恵二
こくた恵二のこだわりエッセー

元気に復帰しました

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 胆のう摘出のための開腹手術を行い、しばらく体力回復に努め、今月2日から公務に復帰しました。ご迷惑、ご心配をおかけしましたが、元気に活動再開! まずはご報告。
 それにしても、留守にしていた間、“永田町”の国民からの遊離ぶりはひどく、腐臭さえ感じる。積年のウミである「政治とカネ」にからみ、社会の敵・暴力団と癒着の松浪議員が依然として国会をかっ歩していることなど。
 そして日本国憲法の平和の精神を乱暴に踏みにじる「有事法制」の採決強行。戦前の翼賛国会かと疑う事態だ。絶対に許せない。「日本を守るための備え」どころか、「米軍と一緒になって海外で自衛隊が武力行使=攻めるために備え」る武力攻撃法だ。

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 参院で採決強行の日、京都に戻りさっそく街頭宣伝、復帰第一声を上げた(写真上)。「戻ってきたか、頼むで」のあたたかい激励が寄せられ、さすがに地元はうれしいもの、勇気百倍だ。
 10日には、陸、海、空、港湾の労組などが主催する「ストップ有事法制 6・10集会」に日本共産党を代表し、たたかう連帯のあいさつを行った。(写真右)
 戦時になると最初に強制的な動員対象となる輸送関連労働者だけあって、命と安全に人一倍思いを寄せ、きな臭いにおいには敏感だ。同時に気持ちもストレートで「心配してたぞ」の掛け声が飛ぶ。思わず訴えにも力がはいる。有事法制の具体化と発動を許さず、廃止めざしてがんばろうと決意を固めあった。国民の平和を希求するエネルギーに依拠し、国会の力関係を変える番だ。

(「しんぶん赤旗」2003年6月12日付、国会議員のリレーエッセー)

(Update : 2003/06/12)